bobiotop--ビオトープ管理士へ

50男のエコシステム勉強

第2章ビオトープ論 2節ビオトープタイプ

69-76p

 

すっかり日が空いてしまいました。息子の受験とカイロス初号機の散り際を見守っていたら、教科書をわすれ、動きがとれませんでした。

 

国内の”biotop=habitat”としては、熱田神宮御浜町の防風保安林を見た気がします。

1.熱田神宮

気になったのはパワースポットとして紹介される、一乃御前神社からこころの小径の、北部の林です。荒魂の一乃御前神社では、神社庁宮内庁の警備の方が見守ることに畏怖を感じながら、林冠を見たくて上を向いて歩いていました。鳥の鳴き声も数多く、天皇家のシステムが機能してきたために、原生林や水源(遺存種)が残ったということはよくわかりました。巨大な自然物や、時のフィルタを超えてきた生体というのは、それだけでヒトを動かす大きく原動力となる気がします。大木はいいですね。

 

近代以前の熱田神宮社叢の林相の変遷 - J-Stage

 

禁足地が設定されて、経時的に図表が残されているというのは、まさにビオトープの定義通りではないかと思われます。

照葉樹と杉、銀杏の巨木が混在する不思議な景色でした。表土も入れ替わることなく、時代を経た林を見ていると、死んで森や林の一部になる死生観というものも受け入れやすいものに思えました、なかなか一般市民にできるものではありませんが。

 

こころの小径では、見たこともないぐらい大きな椿が生えていて、これが”照葉樹林”ということでしょうか、何度も歩いて植生を確認したいと思いました。次に訪れるのはいつになるかな。

chubu-fukken.com

 私事ですが、50数年前の三重大学林学科の卒業論文は、「外宮・高倉山の照葉樹林植生調査」でした。また、6年前、68歳の時に名工大で受講した修士課程の論文は、「外宮照葉樹林の景観調査」でした。

いい歳の重ね方をされて、勉強になり、他のブログ記事も読んでみたいと思います。

そういえば、仏教で用いる榊も照葉樹だと気づきました。

 

2. 御浜町の防風保安林

御浜町には、吉野熊野国立公園に指定されている七里御浜国有林があります。この国有林は、幅0.1km、長さ22km、樹齢1~80年の防風・保健保安林です。海からの強風や塩分を含んだ潮風から人々の生活や農作物を守っています」と、AIが教えてくれます。

 

日本緑化センターは、以下の解説で三保の松原のような松林ではなく、広葉樹林でも十分風を防いでいるという印象でした。

 七里御浜は、紀州徳川初代藩主・徳川頼信が入国したさい、同行した新宮藩主・水野重中が、浜松から取り寄せたクロマツの苗木を植栽したのがはじまりとされ、見事なクロマツ林が続く海岸でした。しかし、昭和30年代はじめからマツクイムシが猛威をふるい、高木のマツのほとんどが姿を消しました。今では、常緑広葉樹主体の混交林です。 そこで、かつての松林を復活させようと松林造成がなされ、徐々にかつての松林が形成されつつあります。最近では、地域が主体となってみんなで守り育てる活動が活発

 

七里御浜

 

 

ビオトープというより、都市機能としての防風保安林整備の話が多いですが、必ずしも松林にこだわる必要はないのかと思いました。針葉樹林よりは照葉樹広葉樹林の方が多様性を維持できるようにも思います。マツガレムシの結果広葉樹が増えて、今のエコシステムが形成しているのではないかとも思います。

しかし、定期的な植樹で下刈りをすることで、光合成に必要な光量を確保し、ほどよいかく乱が多様性を生み出している側面もあるという切り口もありました。海辺と北海道の内陸を同じくくりでは話せないとしても。

ナンテンハギを唯一のエサとしているのが、近年急速に数を減らしている「アサマシジミ北海道亜種」というチョウ。シマフクロウやタンチョウと同じ、国内希少野生動植物種に指定されていて、ごく近い将来の野生での絶滅の危険性が極めて高いとされています。人間が防風林を適切に管理することが、絶滅が危ぶまれるチョウの保全

海に面した部分を松林として、内陸は広葉樹や照葉樹が占めるような生態系ができると、トレッキングも楽しかろうとおもったり。

植生などの観察や記述が新たな知見を生むのかなと妄想します。

 

地域全体として多様性の高い状況を作りだすこと、どんどんパラメータが多くなってくると、難しいです。和歌山の生態学的指標種による全国水生生物調査(環境省)への参加は少なくなっているように思います。

 

表 水質階級と指標生物の関係
水質階級
種類数
指標生物
水質階級I
10種類
アミカ類、ナミウズムシ、カワゲラ類、サワガニ、ナガレトビケラ類、ヒラタカゲロウ類、ブユ類、ヘビトンボ、ヤマトビケラ類、ヨコエビ
水質階級II
8種類
イシマキガイ、オオシマトビケラカワニナ類、ゲンジボタル、コオニヤンマ、コガタシマトビケラ類、ヒラタドロムシ類、ヤマトシジミ
水質階級III
6種類
イソコツブムシ類、タニシ類、ニホンドロソコエビ、シマイシビル、ミズカマキリ、ミズムシ
水質階級IV
5種類
アメリカザリガニ、エラミミズ、サカマキガイ、ユスリカ類、チョウバエ類

 

water-pub.env.go.jp

ーー脱線ーー

旧浦神小学校は、校舎の裏が漁港という羨ましい立地で、今後スペースワンによるロケット打ち上げが頻繁に繰り返されると、いろいろな夢が広がる場所です。

 

9日とは違って、漁港の縁のコンクリートに寝袋持参で、発射を美しい海山をバックにとらえる予定でした。

 

果たして10秒前のカウントダウン、今回はやや地味ながら、見ている人たちも慣れた感じで、その時を共有し、およそ3秒後に届いた地響きと、山際から小さな飛翔体の放物線に、現場が困惑に包まれました。

続いて白煙がたちあがり、さらに大きな爆発音と徐々に黒煙が混じっていくなかで、それぞれのスマホで、爆破炎上の事実が明らかとなり、嘆息と軽い興奮がまじりました。

応援サイトでは、

3月13日11時01分12秒に打上げを実施いたしましたが、飛行中断措置が行われました。

wakayama-rocket.com

 

スペースワンは、

ステップ2での中断とあります。

 

www.youtube.com

歴史の生き証人にはなりましたが、次の見通しが立つのか、、、応援は続けます。

第2章ビオトープ論 1節ビオトープの定義

2章へ入りました。

62-68P

生態学辞典はまだ早いので、先にこっちを読ませていただくか、、、迷います。

生態学入門ー生態系を理解する 第3版 単行本 – 2023/4/30

https://amzn.asia/d/9RxDqhG

 

生態学の引用をしらべるの、難しい。

  • Leser, Hartmut (1997): Landschaftsökologie. 4., neu bearb. Aufl. Stuttgart: Ulmer (UTB; 521). - ISBN 3-8252-0521-5

これが原典の気がしますがドイツ語文献は難しいですね。

Ökosystem - GeoLexikon

 

このシェーマが、英語でみつけられません。

小さくてもその地域の自然の一部として地域全体との調和のとれた関係を持っていることが、ビオトープの最低条件

ビオトープの位置づけからすると、habitatに相当するという記載はみました。日本語圏では、もう少しいろいろな意味合いで使われているのかもしれません。念頭に置くのは、地域の自然の一部という意識と。

 

写真はビオトープをマークした地図です
ビオトープの種類を地図上に記録。写真バイエルン自然保護局

バイエルン州ビオトープ マッピング (BK) の一環として、訓練を受けた専門家がバイエルン州環境局 (LfU) の委託を受けて、景観内に存在するビオトープを記録します。ビオトープのエリアが境界設定され、バイエルン州にある 143 種類のビオトープのいずれかに割り当てられるだけでなく、発生する植物種も記録され、その現在の状態が評価されます。バイエルン州にはビオトープ地域が 414,170 ヘクタール以上あると推定されており、これはバイエルン州の土地面積の約 5.9% に相当するため、バイエルン州全体の一度限りの目録を作成するには約 15 ~ 20 年かかります。

バイエルン州ビオトープ マッピングは、アルプスと都市以外のいわゆる平地マッピング、アルプス ビオトープ マッピング、都市ビオトープ マッピング、軍事資産の記録の 4 つの領域

www.lfu.bayern.de

テキサスの会社のアプリは、GISデータの利便性を上げている、衛星写真のサービスが伸びる余地があるような。

 

www.biotopeforenv.com

 

こういう記述的科学の植生へのアプローチは、

https://amzn.asia/d/99J2U9h

裁栽の人で見ていた訳ですが、若い自分には全く思いもよりませんでした。いずれにせよ丁寧な観察を経時的に記録することは、人を裁くことだけでなく、対人関係の基礎にも通ずることなんでしょう。おもたいなぁ。

 

ーー脱線ーー

マルタニシやヒメタニシは近くの池でとれます。汚いけども。

海の巻貝とちがって、灰色でポップ感にかけますが、背中の髭はとても美しい緑で、気になります。

左の彼など、 

海原はるか・かなた

といっても差支えない伸び具合です。LEDに映える緑は、

 

ヒメタニシの殻の上に緑の苔のような藻類が見られたので、採集してみると、その緑藻は貝殻の上を匍匐する細胞群と直立する一列な細胞群から出来ており、その一列の細胞の並びは下部から上部に向けて太くなり、細胞は樽型で、一方向だけに枝を出していました。また、この緑藻の上部には成熟細胞も出来ていました。これらの特徴から、何という緑藻なのか調べたのですが、よく分かりませんでした。名無しの権兵衛ではいろいろと不都合なので、カイゴロモに似ていて淡水に生育するので、タンスイカイゴロモと仮称

とされているようですが、情報が少ないです。

www.toho-u.ac.jp

橋杭岩の巨大津波も、石の表面に残る海洋生物「ヤッコカンザシ」から類推されたようだし、何か、ありそうな気がしますが、今日はここまで。

ヤッコカンザシの痕跡から…

この生物は、満潮時には水面より下になり、干潮時には水面より上となる場所に貼り付いて暮らす性質がある。基本的に動かず、痕跡もそのような場所に残る。

だが、宍倉さんらのグループが、痕跡の残る津波石13個を調べたところ、すべての痕跡が満潮時の水面よりも上の場所にあった。この生物の性質と矛盾するため、「元々は生息に適した場所だったのに、津波の影響で石が動いて環境が変わり、生き残れなくなった証拠」と考え

 

 

第1章生態学 6節保全生態学の基礎用語

57-60p

 

林内種はカッパー戦略、辺縁種はガンマ戦略でしようか。

ロケット打ち上げを見ながら読んでいましたが、しかし、、、

www.space-one.co.jp

www.youtube.com

紀伊半島の突端であんなに人が集まることにまずは、驚きました。次に期待です。

 

用語集が欲しいです。

AIに要約してもらうと、

生態学用語集は、日本生態学会が1960年に出版したものです。
 
 
みなサーチ
 
生態学用語集 - みなサーチ - 国立国会図書館
2011/04/21 — 生態学用語集. 生態学用語集. 著者: 日本生態学会. 原本の出版者: 日本生態学会事務局. 原本の出版年月日: 1960. 製作者: 国立国会図書館. この本を読むに ...
生態学は、生物と環境、または生物同士の相互作用を理解しようとする学問です。生物はさまざまな形で周囲の環境と関わりを持つと同時に、多数の生物種とも相互作用しながら生活しています。何百万とも何千万とも推定される生物種の「生活の法則」を解明することが生態学の目的です。
 
生態学は、概念的には個生態学と群生態学に分けられ、関心の方向あるいは方法に応じて、個体群生態学・生産生態学社会生物学・行動生態学・進化生態学・群集生態学・植物社会学・生態系生態学・システム生態学・数理生態学などの分野に細分されます。また地質時代生態学として古生態学という分野もあります。
 
生態系とは、ある一定の区域に存在する生物と、それを取り巻く非生物的環境をまとめ、ある程度閉じた一つの系と見なすものです。生態系は大きく、生産者、消費者、分解者に区分されます。
 

となります、便利。今後は、どのAIをいつ使用したものか、引用のルールができるような気がします。

環境省の用語集、特定外来生物関連で公開されています。

https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/actionplan/yougo.pdf

 

千葉県のものも検索で拾えます。

www.bdcchiba.jp

・アオコ

   富栄養化の進んだ湖沼などで、植物性プランクトン(主に藍藻類)の異常増殖により、水面が緑色あるいは青緑色に変色する現象です。春から夏にかけて発生することが多く、大量に発生すると腐敗して悪臭を発したり、魚介類のへい死をもたらすこともあります。

以前寺の池で発生したアオコは、特定の生物種ではなくて、現象でいいようです。バイオフィルムとかでしょうか。

 

https://www.env.go.jp/nature/choju/docs/docs5/imatora_fin.pdf

絶滅した種は再生されないとすると、結局捕食者が流入するのを待つだけではないのかともおもいますが。

目下の内水面は,アユ,カワウ,漁業者が三つどもえの様相を呈している。このなかでアユは,付着藻類を専食する一次消費者として,日本の河川生態系ではキーストーン種に位置付けられる。このことは,アユがいなくなってしまうと,これまで通りの生態系が維持できなくなることを意味している。川にアユがいてくれるおかげで,さまざまな生態系サービスが提供される。このときの受益者のなかには,アユに無関心な一般の人たちも含まれる。アユの有する⼤切な機能には,たとえば,摂餌を通じた水質浄化が含まれる。

 

 

https://www.env.go.jp/nature/choju/effort/effort5/effort5-3c/kawau_totigi/kawau_3.pdf

 

 

 

キーストーン種として、川ではアユが相当するようです。ヒトも含まれるのが現実的でいいかな。アユが苔をはがすことで、水質浄化が行われるという解釈でいいとすると、三角定規で水槽の藻類をはがしている私と同じです。

 

ーー脱線ーー

 

災害時と同じく仮設トイレ運用、女性でなく男性に列が出来る不思議。うんちっちに時間がかかるからでしょうか。

足で踏んで消毒液を流す。和式のみだと子供には受け入れられにくいかも。化学的な処理だけでなく、汚泥の浄化槽処理とかを導入してはだめなのかとおもいました。

 

息子につきあって、大阪公立大学へ、腐葉土、、、いい。こうでなくっちゃ。

 

第1章生態学 5節個体生物学と遷移

46-56p

 

生存曲線の1-3型は、ヒトの生存曲線ではこうも大胆なグループ分けはゆるされないにしても、普遍的なルールがあるように思えました。

 

www.youtube.com

裸地が森に戻っていくのは、ジブリ的で受け入れやすいのですが、生態学的な法則があるとは知リませんでした。自然を観察しながら、いかにしてマクロのルールを見出すか、ですね。

 

ガンマ戦略 裸地からの遷移早期 変化に速応する短命種

カッパー戦略 森林性の樹木、哺乳類 安定の中で種間、種内競争に強い長命種

 

生存戦略の種類と一定のルールを理解することが、ビオトープのより良い維持につながるはずです。

 

微生物叢のゆらぎと安定性 ―多種細菌群集の「代替状態」と制御可能性―

https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2024-02-29-0

DNAメタバーコーディングという手法も気になりますが、栄養条件という撹乱によって、菌叢も生態系として遷移していく法則性が示せたのは興味深いです。

 

理論と実地の経験則がまじるところは面白く、メジャーな種を3-5種覚えるとフィールドワークが楽しくなるというト書き、よかったです。

本村功教授 (1904 ~ 1981 年、写真) は、いくつかの動物群集の SAD パターンを最初に発見し、その後 1932 年に注目すべき論文を発表しました。本村 (1932) は、SAD を次のように説明しました。比較的生息数が少ない種。四角形内で見つかった種が存在量 (群集内での優勢の順序) に従ってランク付けされると、種のランクと存在量の間に明確なグラフィック パターンが観察されます。彼は、存在量の対数をランクに対してプロットし、観察された SAD を「幾何級数」に当てはめると直線が生成されることを発見しました。本村氏の研究は、SADパターンの最初の発見であるが、おそらく日本語で出版されているためか、しばしば見落とされたり、誤って引用されたりしてきた。

With inspiration from the past

oikosjournal.wordpress.com

 

ーー脱線ーー

 

明日のロケット打ち上げに向けて、なんとなく、シイタケ原木の調整をしてから現地入りしました。

youtu.be

きっと、初期に乾燥させて、菌を死滅させているとおもい、だめもとで浸水をやりなおしましたが、positive controlもないとわけがわからなくなりそうなので、今にもシイタケが飛び出してきそうな、断面もろもろのホダ木をホームセンターで追加購入し、仮ぶせして、保湿のブルーシートをかぶせてみました。

日陰だが、雨は部分的にかかるような吹き曝しに設置。去年菌を打ち込んだホダ木1号は、本来なら、来シーズンの冬にシイタケができるはずなので、まだ待ってもいいんですが、なんとなく、もう一度菌を打ち込みそうな気がします。

ドリルドライバーも久しぶりに出したことだし。

第1章生態学 4節生物地理と生態

41-48p

日本酒入れて書いてます。いけませんね。

ボトルネック効果はというのは、そもそも哺乳類などの2集団(メタ個体群)の遺伝的多様性から来た話だったのか、、、細菌から入るとどうもピンとこなかったが、もとは、確率や統計の話だったと気づきました。

 

分類学と同じく、生物地理区も、界、区、地方区とヒエラルキーがあります。なぜ青函トンネルの上だけが、カタカナで境界線があるのかもなぞです。

 

A0層がシードバンクということも気づいてなかったですが、驚いたのは、北方系と南方系で発芽率が異なるという話。

北方系->年平均気温が低く、落葉の分界が遅い->地力がある ポドゾル 有機炭素の50%が土壌

南方(熱帯雨林)系->落葉の分解早い->地力が低い ラトゾル 有機炭素の8割が木材

 

だから、熱帯雨林を伐採してはいかん、復活できん、、、、という話でした。

そういうアプローチというか、アルゴリズムというか、教えてもらわないと思いが至らなかった、なるほどー。

 

アルミや鉄、硅酸の塩の色、教養の化学実習をおもいだし、それが土壌の色を決めていたのか、なんもわからずに授業をうけてたんだなぁと。。。。

 

ーー脱線ーー

土壌への酵母菌添加で、団粒化、やってみました。

顕著ではないものの、酵母菌を混ぜた土は二酸化炭素により、液面の泡沫と土壌内の気泡形成がみられました、プランターブロッコリーの土に実験のあとの土を混ぜてみましたが、うまく育ってくれるか、、、

ーー

 

第1章生態学 3節環境条件

スマホから寝る前に書き始めて、寝落ちしました。

下書き保存をしないと、サーバへあがらず、ローカルだけにバックアップされるようで。

36-40p

環境条件の節は短いですが、地理の気候区分だけでなく、植生からバイオームという考えたあることを、予習の動画でしりました。

youtu.be

菌叢解析のときは、microbiomeとしていましたが、ようやく、何に対してのmicroなのかわかりました。

 

生物は高温より低温に適応できるのは、なぜか。タンパクの熱変性?極限環境生物では、

耐冷性:15℃以下でも生育可能な生物群。
耐熱性:45℃以上でも生育可能な生物群。

となっています。

好冷性:0℃付近でよく増殖し、20℃以上では増殖できない。好冷性に要求される性質は、低温環境でも化学反応を進行できる低温性の酵素群および生体膜の流動性を保つための高度不飽和脂肪酸等がある。好冷性細菌の多くがここに含まれるが、一部の高等動物(南氷洋に成育する魚など)などでも20℃以上での成育が不可能なものも存在する。

低温性の酵素群、そんなのがあるとは。

ベルクマンの法則は、SFで読んだような、、、

 

ーー脱線ーー

オオヒラタケが朽木のリグミンを分解し、酵素を持たないクワガタの幼虫の成長に利すると聞いて、近くの山で取ってきた朽木を、辻ちゃんおすすめのブンブンチョッパーて粉砕し、おすすめ方法に準じて培養始めてみました。

【大公開】菌糸ブロックの増やし方! - YouTube

研究室ではyeast extract 使ってましたが、真菌の培養はそんなにやったことありません。コロニーの確認したくなります。まずはプロトタイプとして、1Lほど作りました。

 

やはりエコシステムの理解の肝は"分解者"のような。

 

第1章生態学 2節生態系のしくみ

27-35P

 

昨日やった巻末過去問の語義がある程度解説されていました、やっぱりこっち先に読まないとだめですねー。

咽頭は病原微生物のニッシェとなっており、、、的な書き出しは、アメリカ英語では、[neesh]ですね。動画によってはニッチと発音しているものもありますが、ドイツ風のニッシェはない、ガラパゴスでした。

 

www.youtube.com

特定の部位(地理的特性)だけでなく、生息や捕食の時期によっても生態的地位(ニッチ)が異なるという言い方になります。ニッチ分化と混合しないように。

 

特定の生態系の

特定の群集(単一種unique)は特定のニッチをもち、(ガウゼの法則)

種内、種間相互作用、競争とともに各栄養段階の個体数、生物量が安定する。

youtu.be

ニッチが複数あるときには、宇宙海賊の敵であるギルドがでてきます。これが直感的にわかりにくい。ギルドの説明動画が見つかりません。こういうのは英語しかないのでしょう。

Guilds and evolutionary faunas - YouTube

ギルドは、その構成種の場所、属性、または活動に従って定義されます。たとえば、栄養素の獲得方法、移動性、種が占有または利用する生息地ゾーンを使用してギルドを定義できます。エコシステムを占有するギルドの数は、そのエコシステムの格差と呼ばれます。[5]特定の生態系内のギルドのメンバーは、サバンナに住むレイヨウやシマウマの間で起こるように、風のストレスに抵抗したり、花粉媒介者を引き寄せたり、捕食動物を検出したりするために協力しながら、空間やなどの資源を求めて競争する可能性があります

Guild (ecology) - Wikipedia

特定のresources資源を利用する組合ということでしょうか。類似の概念と比較するか、計算処理を見ないと腑に落ちない気がします。

 

ーーー脱線ーーー

淡水の池で持ち込んだレンコンが自生しています。葉が落ちて池の水がgreen water化(アオコ)した時期がありました。1/28のことです。

庭木の剪定をしてくれたついでに、枯れたレンコンの茎(水上葉)などを除去してくれた気が様でした(不詳)。冬場でも灰色の汚泥がみえることはあっても、バケツに付着するようなフィルム上の植物プランクトンの死骸(藻類?)で水面が覆われるようなことは経験したことがなかったので、驚きました。

井戸水と水道水を混和して注水している頻度などの設定は変わっていません。ただ水位は下がったように思います。

富栄養化だと思うのですが、原因ははっきりしませんでした。とりあえず、レンコンの収穫とともに汚泥を一部除去すると、その後数週間で正常化しました。

しかし、メダカが採集できなくなりました。他の魚類(カダヤシなど)も見られず、ヌマエビとヨコエビ、タニシのみ生きている状態でした。沈水性植物も減少しましたが、シャジクモ、エビモなどは残っており、水温の上昇とともに繁茂するだろうと思っています。

 

魚類の成体が越冬できないのかもしれませんが、4-5日にわけた採集でも1匹も確保できませんでした。絶滅したのか、網が届かない場所に隠れているのか、あと1か月程度待って結論を出そうと思いますが、もし汚水や農業廃水などの混入があるとすれば、、、

以前池で採集したギンヤンマ?の羽化を待ってますが、どうなるかなー。